2008/06/20

Waterfalls.

梅雨の合間の天気のいい日を狙って初奥多摩。梅沢の三ツ釜の滝〜ネジレの滝〜大滝へ。やっぱり暑い時期は滝だろ、と。

なんとなく、それほど遠くないないと思ってたんだけど、立川から奥多摩方面はけっこうある。しかも、平日だからか、朝、電車がメチャメチャ混んでるし! 寝て行こうと思ってたからシンドかった…。もうちょっと早く、早朝じゃないとダメなのかも。青梅からは単線で、社内にモニタが付いてるハイテク車両(?)が4 両編成で単線を走ってる姿はなかなかカワイイ。

7:00 頃に出発して鳩の巣駅に着いたのは 9:00 ちょっと前。駅で準備を整えて早速出発。多摩川に架かる橋を渡って、舗装路をしばらく歩くと大楢峠へ向かう山道へ。ここまでの道がちょっとわかりにくい。

山道に入ってからは、深い森の中を黙々と歩く。途中で見晴らしのいい場所に東屋(?)が 2 ヶ所あったので、そこで小休止を取りながらひたすら歩き続ける。この辺りは適度に伐採がされていて、この日も遠くからチェンソーの音が聞こえるほかは、もう、ひたすら鳥の鳴き声。オッサン 3 人とすれ違ったのと林業の人以外、誰とも出会わない。かなり贅沢な空間と時間。

何カ所か、そこそこキツめの登りを何ヶ所か含みつつ、 1 時間半くらい歩き続けて大楢峠に到着したのは 11:00 時過ぎ。奥多摩はわりと巨木が多いらしく、大楢峠には大きなコナラがある。大楢(オオナラ)峠の大きなコナラって、なんて思うけど。ここでベンチで小休止。ここから御嶽山へのルートもあって、ここで会ったおばさんふたりもそっちに向かってた(ちなみに、行きの電車でも、御嶽の駅でもたくさん人が降りてた。やっぱ人気なのかな?)けど、それはまた今度のお楽しみってことで、梅沢方面へ下る。

ここから梅沢までは途中までは舗装路、途中からも未舗装ながら車が通れる整備路的な道路なので、下ってくのは楽。パシャパシャ写真を撮りつつも 30 分程度で梅沢の滝の入り口に到着。

入り口の河原で昼飯。今回はバーナーを持って行ったのでお粥。レトルトの白粥に粉末のコーンスープを混ぜてリゾット風に。ちょっとだけお湯を沸かしてコーンスープを溶かしたところに、白粥を入れて温まったら完成という超簡単メニュー。なんとなく、不味くなさそうな気はしてたんだけど、思ったより悪くない。塩・コショウで味付けしつつ、あとバターロールも一緒に食べる。これはスープにペチャペチャつけながら。もちろん、食後はコーヒー。今回は可もなく不可もなくなドリップだったけど、ここは今後、もうちょっとこだわりたいポイント。時間に余裕があるので食後はしばらく日向でボケっとしてました。これも近場のいいところ。

ここから三ツ釜の滝・ネジレの滝経由で大滝へ。徒歩で 30 分程度の楽な行程で、やっぱり、水の音が聞こえてくるのが気持ちいい。三ツ釜の滝とネジレの滝は小さな滝が連なってるタイプで、大滝は上からドーンッと落ちてくるタイプ。周りの雰囲気もすごくいいし、岩・水(滝)・苔・木漏れ日と、好みのものが揃ってて、すごく気持ちいい。スゲエフォトジェニックなのでパシャパシャと写真を撮りながら、大滝の下で小 1 時間のんびりとしてたかな。もうちょっと早めに来て、ここで飯を食ったらもっと気持ちよかったかも。



同じルートを戻って梅沢に出て、そこからは舗装路をひたすら奥多摩駅まで歩く 1 時間以上の行程。最初の 30 分くらいはいいけど、それからは単調だし暑いしで、フィジカルよりもメンタルな意味で、けっこうシンドイ。まぁ、その後にお楽しみがあるからいいんだけど。

そのお楽しみは、駅のちょっと手前にあるもえぎの湯って温泉。わりとキレイな、今どきな感じの温泉なんで、趣はイマイチないけど、まぁ、やっぱり最後に風呂があるかないかで全然違う。すっかりノンビリして、サッパリしたらあとは駅に向かうだけ。橋を渡ったり、河原に降りたり、ちょっと遠回りしながら駅までさらに数十分。キャンプ場ではテントを貼ってる人がいたり、釣り人がいたりと、なかなかいい感じ。駅の近くのビジターセンターに寄って、周辺の情報をもらって帰ろうと思ったんだけど、残念ながら時間が遅くて閉まってた。

初めての奥多摩は、思った以上にいいところで、「奥」って名前だけあって、なかなか懐の深くて、まだまだ楽しみがありそう。特に梅沢の三ツ釜の滝〜ネジレの滝〜大滝は、入り口まで車で行けば片道 30 分程度のトレッキングであの光景が味わえるなら、わりと誰でも楽しめる穴場かも。

 * ルート * 写真